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Pentium4自作パソコンを静音化しよう!

発熱の多いPentium4システムはファンを多く回す必要があるために、静音化に不向きと言われているかもしれません。これを少しでも静音化させるために数々の方法を試してみました。

自作パソコンのスペックは次の通りです。金額は税込みのおおまかな数字です(2002年6月購入)。購入済みの部品の価格は省きました。

ケース KEIAN KN-1000A 14,000円
マザーボード Asus P4B-533-V (i845G) 21,000円
CPU Pentium4 1.60AGHz(Northwood) 17,500円
メモリ 512MB PC2700 DDR SDRAM CL2 12,000円
HDD Seagate ST380021A (80GB IDE 7200rpm) 16,000円
ビデオ オンボード -
CD-ROM LITE ON LTR-40125S (40x CD-R/RW) 11,000円
LAN オンボード -
SCSI UltraSCSI (型番忘れ) -
サウンド オンボード -
拡張カード センチュリー IEEE1394ボード 4,000円 4,000円
電源 TOPOWER TOP-420D (420W) 10,000円
静音化用パーツ ファン可変装置 FANMATE1 1,000円
ケースファン(電源に使用) Justy 8cm角1600回転 1,350円
グロウアップジャパン SMART DRIVE 6,000円
8,350円
合計金額 113,850円


速くて静かなハードディスクとは
速くて静か」・・・これはなかなか両立できるものではありません。IDEのハードディスクでは5400rpmと7200rpmが一般的で、回転数が遅いほど静かなことが多く、5400rpmの方が7200rpmよりも静かであることがほとんどです。でも、高速なPentium4のマシンに5400rpmのHDDではもったいない!よって、7200rpmのHDDを購入することにしました。今回選定したのは、回転速度が7200rpmでありながら静かさで定評のあるSeagate ST380021Aです。これは大変静かです!耳を近づけないと回転音は聞こえません。ただし、シーク音は他のHDDと同じぐらいです。IBMのDeskStar(IC35シリーズ)も静かさで定評がありますが、比ではありません。「DeskStarシリーズは7200rpmの中では静か」という程度であり、高周波の回転音やシーク音が気になります。ST380021Aは無音に近いぐらい静かです。


驚異の静けさ!SMART DRIVE
ST380021Aは十分静かなのでこのまま使ってもいいのですが、徹底的に静音化させるために、グロウアップジャパンのSMART DRIVEというHDD用密閉アルミケースに入れて使うことにしました。 Pentium3のシステムの頃から愛用しているもので、以前はIBMのDeskStarシリーズを入れて使っていました。これにHDDを入れると、HDDの音がほとんど無くなります。特にST380021Aはシーク音も無音に近くなります。ST380021Aは発熱がかなり多いのですが、このケースに入れて1日中使っても大丈夫です。アルミの熱伝導率が高いため、中の熱を全て外に出してくれます。
SMART DRIVEのふたを開けたところです。以前テープを貼ってあったところがちょっと汚いです(^^;)。深くなっている方が上側になります。
HDDを入れてみました。黒い部分はスポンジのような素材で、HDDをすっぽりと包み込みます。電源ケーブルは延長用の物を付けて、本体ケースに入れたときに電源ケーブルと結合します。HDDケーブルは直付けです。延長用のケーブルがあればそれに替えた方がメンテナンス性は良さそうです。
本体ケースに入れるとこうなります。本体の5インチベイカバーを付けるためにちょっと後ろにずれるのがかっこわるいかな?
 


CPUのファンの回転数を落とす
Socket478のPentium4対応のクーラー(ヒートシンク&ファン)は数が少なくて、さらに静音なのはほとんどありません。ついでに高い!こうなったらファンだけでも静音ファンに取り替えたい・・・と思ったら、リテールファンは取り外せないのでした。ここで思いついたのが、ファンの回転数を落とす方法です。そこで見つけたのがFANMATE1という回転数可変装置です。ファンへの供給電圧を落として回転数を下げています。上面左側にあるツマミを回すと、回転数が変化します。一番低くしてもファンは止まりません。
実際にCPUと接続した図です。CPUのファンコネクタをFANMATE1に差して、FANMATE1から出ているコネクタをマザーボードのCPUFANコネクタに差します。
FANMATE1のツマミを回して実験してみたところ、Pentium4 1.60AGHzのファンは1400回転まで落ちるようです。ただし、1400回転にするとマザーボード(P4B533-V)のCPUファンチェックで引っかかって起動しなくなります(^^;)。2000回転以上ならば起動するようなのでこの回転数に決定しました。1400回転ではほぼ無音に近くなります。2000回転でも、ケースのふたを閉めるとほとんど音が聞こえなくなります。
ちなみに、P4B533-VにはQ-Fanという機能があって、CPUの熱に比例してファンの回転数を制御する機能が付いています。これを使うとFANMETE1無しでも2700回転まで下げてくれますが、それでもファンの音はケース外に聞こえてきます。


電源のファンの回転数を落とす
最後に一番やっかいな電源です。電源部は非常に熱くなる可能性があるので、なかなか低回転のファンを付けることができません。下手をすると燃える可能性があるのです。ここは慎重にいきましょう。
今回使う電源は420WのTOPWER製TOP-420Dです。これはファンが2個付いている電源であり、電源の中でも高出力ですので、静音化は難しいのではないかと思われました。ですが、買ってしまった以上しょうがありませんので実験してみることにしました。はずは背面のファンを外してみました。そのまましばらく電源を入れて動かしてみましたが、温かくもなりません。ということは、背面のファンは不要ということです(^_^)。高負荷状態や高温下でも定格通り使えるように設計されていますので、エアコンの効いた部屋などで使う分には無駄な部分が多そうです。
背面のファンは騒音源そのものですので、これが無くなっただけでかなり静かになりました。
背面のファンが無くなったら、今度はケース内部側のファンの音が気になります。これを低回転数のものに替えてみましょう。TOP420-Dのファンは8x8x1.5cmのファンです。ちょっと厚みが薄いのでなかなかいい静音ファンが見つかりませんでしたが、JustyのDSF-80L/15というファンを見つけて、これに変更することにしました。2000rpmなのでちょっとうるさそうかなあと思いましたが、実際に付けてみたらかなり静かでした。ちなみにTOP-420Dにはこのファンの高回転版が付いていました。
なお、このファンは買ったままでは使用できません。ケースファン用のファンなので、コネクタが違うのです。そこで、電源ファンに最初から付いていたコネクタを引っこ抜いて、新しいファンのコネクタと交換しました。ちょっとだけ不安定ですが、なんとか穴に入って使えるようになりました。付け替えるときは+12VとGNDの位置に注意しましょう。
左の写真が完成型です。背面のファンがなくてフィンガードをねじで留めることができないのでセロハンテープでくっつけました(かっこわるい・・・)。ケース内部のファンにはフィンガードが付いていませんが、これはケースの電源格納部分が狭くて、フィンガード付きだとケースに入らなくなってしまうからです。もちろん付けた方が安全に決まっていますが、ケース内部なので間違えて指を入れることもないし、CPUファンだってフィンガードがないんだから、どうでもいいのです。
ちなみに、このケース内部のファンは「吸気」です。一般的に、吸気の方がファンの騒音が少ないと言われています。静音ファンな上に吸気ですから、無音に近くなりました。


組み立てる
最後に部品を全て入れて組み立てました。電源ファンの部分がちょうどCPUの横に来るので、排気は非常に良さそうです。結果的にはツインファンの電源を買って正解でした。
本来ならばHDDやFDDのケーブルをスマートケーブルに替えてケース内部の空気循環を良くするところまでやるのですが、このシステムではそれが全く不要です。パソコンを使い終わった後に側面を開けてみても、ほとんど温かくなっていません。よって、真夏の閉め切った部屋とかで使うのでない限りは、もっとファンの回転数を下げても良さそうです。とりあえず現状でもかなり静かです。


完成!
早速気になるCPUの温度を計測してみました。まずはファンの回転数をチェックです。起動後すぐに見ると、2000回転付近で安定しているのが見えます。P4B533-VのQ-Fan機能を有効にしていてもこの状態です。Q-Fan機能はこの回転数まで落ちると機能しないみたいですね。
CPUの温度はこうなりました。35℃付近で安定しています。SuperπというCPUに高負荷を与えるベンチマークソフト(?)を使っても、45℃程度ぐらいまでしか上がりませんでした。CPUの耐温度はもっと上なので、余裕ですね。これだったら、クロックアップしても大丈夫かもしれません。ちょっと怖くてできませんけどね(^^;)。


ということで、無事静音化に成功しました!!これに満足することなく、さらなる静音化を目指してがんばります!結果をまた報告しますのでときどきチェックしてみてくださいね。

(注意)
今回のような改造等を行うことによってメーカーの保証が受けられなくなる可能性があります。静音化に挑戦する際はそのリスクを承知の上で行ってください。



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